PS5を購入したものの、ゲームは「グランツーリスモ」しか持っていませんでした。そんな中、偶然見つけた発売間もないゲーム「DRIFT CE」を衝動買いしてしまいました。さっそくプレイしてみたので、レビューをお伝えします。
購入前にレビューを確認したかったのですが、発売が2023年10月19日だったため、まだレビューがなく、事前情報なしでの突撃購入となりました。
結論から言うと、「クルマを触ることを体験したい」、「ドリフトに特化して走りたい」、「ゲームとしてクルマを楽しみたい」という方には、今までにない新しいカーライフを体験できるゲームに仕上がっています。
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PS5版DRIFT CE(ドリフトシーイー)のここがすごい!

- ガレージでクルマを仕上げていく感覚を楽しめる
- ゲームとしてドリフトを楽しめる操作性になっている
- プレイ画面のハンドルさばきがリアル
- 価格がお手頃
PS5版のDRIFT CE(ドリフトシーイー)は、今までのレースゲームとは全く異なります。
グランツーリスモがレーシングシミュレーターであるならば、DRIFT CE(ドリフトシーイー)はドリフトシミュレーターです。グランツーリスモがGTレーサーのシミュレーターであるならば、DRIFT CE(ドリフトシーイー)はD1ドライバーのシミュレーターです。
ガレージでクルマを仕上げていく感覚を楽しめる

DRIFT CE(ドリフトシーイー)の最大の特徴は、ガレージで自分のクルマを仕上げる楽しみを味わえることです。
ボタン一つでクルマがパワーアップするわけではありません。パーツを交換していくことが、DRIFT CE(ドリフトシーイー)ならではの楽しみ方です。
例えば、ホイールを交換する際、好きなホイールを買えば装着できるわけではありません。自分のガレージでホイールに選んだタイヤを取り付け、一本ずつホイールをクルマに装着していく作業が必要です。
エアロを取り付ける際も、最初は未塗装のため、自分で塗装するなど、本来のクルマを仕上げていく感覚を楽しめるのがDRIFT CE(ドリフトシーイー)の最大の魅力であり、好みが分かれるところです。
クルマを仕上げることに興味がなく、ただ走りたいだけの方にはガレージでのクルマ作りは手間に感じられるかもしれません。しかし、クルマを仕上げていく感覚を楽しめるゲームは、私の知る限りDRIFT CE(ドリフトシーイー)だけです。
ぜひガレージで自分のドリ車をじっくりと作り上げてみてください。
ゲームとしてドリフトを楽しめる操作性になっている

DRIFT CE(ドリフトシーイー)の操作性は、ゲームとして楽しめるように工夫されています。
誰でもドリフト走行しやすいように、氷の上を滑るような操作性になっているため、操作に慣れていない人でもドリフトを楽しめるのが素晴らしい点です。
リアルなシミュレーターを求めるのであれば、グランツーリスモやアセットコルサを選ぶべきでしょう。しかし、ドリフトを楽しむのであれば、DRIFT CE(ドリフトシーイー)は非常に面白いゲームです。
例えば、初心者はクルマが滑り出した後にカウンターを当てるのが遅れることが多いですが、DRIFT CE(ドリフトシーイー)はカウンターが遅れてもアクセル調整をミスしても、お釣りをもらいにくいような仕上がりになっています。そのため、他のゲームよりもドリフト状態を維持しやすいです。
ドリフトをし続けてコーナーを抜ける楽しさを体感したいなら、DRIFT CE(ドリフトシーイー)はゲーム初心者でも楽しめる操作性になっています。
プレイ画面のハンドルさばきがリアル

最近は、ハンコンを使うのが当たり前になっていますが、コントローラーでも十分に楽しめるのがDRIFT CE(ドリフトシーイー)の良いところです。
もちろん、ハンコンを使う場合には、900度~1080度のハンコンに対応しており、プレイ画面でのハンドルさばきもリアルに再現されています。
おすすめは、ハンドルを握る手が見えない視点です。ドリフトが始まると、ドライバーの視点でドリフトができるので、操作がしやすくなります。
価格がお手頃

決め手は、なんといってもお手頃価格です。
発売間もないこだわりのゲームが、4,000円台で買えることが素晴らしいですね。確かに、映像は価格相応です。PS5の最高の映像ではなく、PS4の画質に近い印象です。
しかし、ゲームは映像だけで買うものではありません。レースゲームとしては全く新しいコンセプトで、特にガレージでエンジンを下ろしてパーツを組み替え、新しいエンジンをクルマに載せる作業を体感できるゲームは、DRIFT CE(ドリフトシーイー)だけです。
もし、DRIFT CE(ドリフトシーイー)が7,000円台の普通のゲームとして売られていたら、見送っていたかもしれません(買っていたかもしれませんが)。
私のようにオフラインでしかPS5をプレイしない場合、一人で黙々とゲームをすることになりますが、時間の取れない社会人が息抜きにゲームをするなら、オフラインでも十分楽しめる仕上がりになっています。
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PS5版DRIFT CE(ドリフトシーイー)の微妙なところ

- コースや車種が少ない
- オフラインだとひとりで練習走行しているだけ
- リプレイ動画がプレイしている画面のみ
PS5版のDRIFT CE(ドリフトシーイー)は、4,000円台という価格帯とゲーム内容を考えると、個人的には大満足です。
ただし、やりこみ要素がコースの種類や車種よりも、ガレージ作業を楽しめるかどうかがポイントになります。
いろんなコースや車種でレースを楽しみたいならグランツーリスモ、リアルな走りを追求したいならアセットコルサ、気軽にドリフトを楽しみたいならDRIFT CE(ドリフトシーイー)を選ぶと良いでしょう。
コースや車種が少ない
DRIFT CE(ドリフトシーイー)の好みが分かれるポイントは、コースや車種の少なさです。
パッケージには、Toyota、Mazda、Nissan、Subaru、BMW、Fordの公式ライセンスを取得したドリフトカーが収録されているので、車種がたくさんあると期待していましたが、最新車種ではなく、各メーカーのドリフトのベース車両が数台あるだけなのは残念です。
例えば、最初の段階ではToyotaはスプリンタートレノ(AE86)のみです。私は、GR86やスープラも操作できると思っていたので、少しテンションが下がりました。
ひょっとすると、ゲームを進める中でアンロックされる車種が増えるのかもしれませんが、プレイ初期から使える車種は少ないです。
オフラインだとひとりで練習走行しているだけ
DRIFT CE(ドリフトシーイー)は、走行後にリプレイを楽しめる仕様になっているものの、グランツーリスモやアセットコルサのような、テレビの映像を観るような第三者視点のリプレイ映像はありません。プレイしている画面(ドライバー視点やクルマが見える視点などは変更可能)でリプレイを楽しむだけなのは残念です。
DRIFT CE(ドリフトシーイー)のコンセプトがドリフトであるだけに、派手なドリフト走行をリプレイで楽しめるように仕上げてほしかったというのが本音です。
しかし、サウンドにはかなりこだわりがあると感じましたので、リプレイ時にはエンジンサウンドも楽しんでみると良いでしょう。
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【まとめ】PS5版DRIFT CE(ドリフトシーイー)の楽しみ方

- 自分好みにクルマをじっくり仕上げていくのを楽しむ
- ドリフトというスポーツを楽しむ
PS5版「DRIFT CE(ドリフトシーイー)」は、個人的には満足できるゲームでした。
ポイントは、あなたがプレイする環境がオンラインかオフラインかで大きく変わること、ガレージでのクルマイジリを楽しめるかどうか、そして、氷の上を滑るようなドリフトに特化した操作性(挙動)を楽しめるかどうかにかかっています。
ゲームにリアルさをどこまで求めるか

PS5のような高性能な家庭用ゲーム機が登場すると、リアルなシミュレーターを求める人も多いと思いますが、本来のゲームとしてリアルシミュレーターを楽しめるかどうかは別の問題です。
私のようなライトユーザーにとっては、簡単な操作でゲームを楽しむことも大切な要素です。派手なドリフトをしてもお釣りをもらいにくく、誰でも楽しめる操作性になっているレースゲームもありだと感じました。
DRIFT CE(ドリフトシーイー)の一番の魅力は、ガレージで1から時間をかけてクルマを仕上げていく感覚を楽しめることです。
クルマ好き、ドリフト好きにはおすすめのお買い得ゲームです。ぜひプレイしてみてください。
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