いざ、レーシングシミュレーターを始めようと思ってハンコンセットを探したら、いろんなハンコンセットが出てくる。高いものを見ればきりがないし、どこまでそろえるかも迷うだろう。
今回は、これからあなたがレーシングシミュレーターを始めるときに買いそろえるリストを説明しておくので、買う前に参考にしてみよう。
すべて買いそろえる必要はないので、やりたいことと予算とのバランスでどこまで買うのかを決めるようにしよう。
アセットコルサを始めるときに、僕はハンコンG923とHシフター、折りたたみ式のレーシングコックピットをそろえたよ。ノートPCとモニター、ハイレゾコンポは持っていたものを使っているよ。
ハンコンセットとはステアリングとペダルのセットのこと
Logicool G ハンコン G923 ハンドル コントローラー + シフター セット
ハンコンセットとは、ハンドルコントローラー(ステアリングコントローラー)と周辺パーツのセットのこと。
ハンコンは、ハンドル(ステアリング)とペダル(アクセル・ブレーキの2ペダルあるいは、アクセル・ブレーキ・クラッチの3ペダル)がセットになっている。
ハンコンとは、ハンドルコントローラーの略。
ステアリングコントローラーとも言われている。通常のコントローラーではなく、ハンドル(ステアリング)を使って操作してレースゲームやレーシングシミュレーターをプレイするためのもの。
基本は、ハンドル(ステアリング)とアクセル・ブレーキペダルがセットになっている。本格的にプレイするなら、アクセル・ブレーキ・クラッチの3ペダルを選ぶようにしよう。
Logicool(ロジクール)やThrustmaster(スラストマスター)が有名どころ。
ちなみに、Logitech(ロジテック)の日本法人がLogicool(ロジクール)になるので製品は同一品だが、保証内容などに違いがあるので、価格だけで飛びつかないようにしよう。
ハンコンの比較記事>>ハンコンのおすすめランキングと性能比較
さらに本格的にプレイしたい人向けには、シフター(6速マニュアル)がついている。
とことんこだわるなら、サイドブレーキまでセットにしておくといいだろう。なお、FFB(フォースフィードバック)付きのハンドルやシフター、サイドブレーキは、実車に近い状態にするためにコクピットに取り付けて使うのがおすすめ。
FFB(フォースフィードバック)とは、路面の凹凸やカーブ、タイヤのスリップなどに連動してハンドルが振動したり重さが変化する機能。
値段は高くなるが、FFBありのハンコンは、よりリアルで実車に近い体感ができるようになる。
ハンコンセットのリスト(レーシングシミュレーターに必要なもの)
- ハンドル(ステアリング)・ペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ)
- シフト(6速+バック)
- サイドブレーキ
- ハンコンコクピット(ハンコンスタンド)
- ゲーミングモニターもしくはVRゴーグル
- ヘッドホン
- ゲーム機あるいはPC
- レースゲームのソフト(ダウンロード版含む)
ハンコンセットは、けっして安い買い物ではない。
ハンコンセットだけなら安い物なら2万円以内で買うことができるが、実車に近い状態で楽しむ中級モデル以上のハンコンと周辺パーツをそろえると20万円以上するものもある。
まずは、レーシングシミュレーターのために必要なリストを参考価格付きで簡単に紹介しておくので、予算と相談しながら必要なものをそろえよう。
ハンドル(ステアリング)・ペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ)
ハンコンセットは、ハンドルとペダルのセットだ。
価格は、エントリーモデルで15,000円前後、中級モデル以上になると40,000円~70,000円ぐらい。エントリーモデルと中級モデルの違いは、ハンドルの回転角度が実車に近いかどうか、FFBがあるかないか、クラッチがあるかの3つ。
おすすめは中級モデル以上。ハンドルの回転角度900度以上・FFBあり・クラッチ付きにしておけば、実車に近いレーシングシミュレーターを楽しむことができる。
レーシングシミュレーターを楽しむなら、中級モデルのハンコンセットは買っておきたい。
僕が持っているハンコン>>Logicool(ロジクール) G923
シフト(6速+バック)
中級モデル以上のハンコンセットは、アクセル・ブレーキ・クラッチの3ペダル。
せっかく3ペダルのハンコンを買うなら、シフターも買っておきたい。価格は、5,000円~12,000円ぐらい。シフターを使うことでMT(マニュアル)車の運転を楽しむことができる。
中級モデル以上の3ペダルのハンコンを使うなら買っておきたい。AT(オートマ)でしかプレイしないなら不要。
僕が買ったシフター>>Logicool(ロジクール)G29 G923 ハンコン シフター
ハンドブレーキ
家庭用ゲーム機(プレイステーション5、プレイステーション4)には対応していないので、PCでレースゲームをする人向けのパーツ。価格は、10,000円前後。
PCレースゲームで、ラリーやドリフトを楽しむならハンドブレーキまでそろえておきたい。ハンドブレーキを使うことで魅せるドリフトをしやすくなるのがポイントだ。
必須アイテムではないので、予算が厳しい場合は買わなくてもいいパーツ。
家庭用ゲーム機なら不要。PCゲームでドリフトメインなら持っておくと楽しみ方の幅がひろがる。
おすすめのハンドブレーキ>PC USB ハンドブレーキ
ハンコンコクピット(ハンコンスタンド)
Next Level Racing レーシングシート GT TRACK
ハンコンセットの性能をフルに体感するためには、ハンコンコクピット(レーシングコクピット)を買っておくのがおすすめ。
価格は、デスクタイプのハンコンスタンドで10,000円前後、折りたたみ式のレーシングコクピットで30,000円~40,000円、画像のようなチェアがついた本格的なタイプで50,000円~150,000円ぐらい。
本格的なタイプは、重量も50kg近いものもあり、レーシングコクピットを置く専用の部屋やスペースを確保するぐらい本気の人向け。
趣味で始めるなら折り畳み式の35,000円前後のレーシングコックピットがおすすめ。
FFBありのハンコンでシフターも使うなら折り畳み式でいいので持っておきたいが、置くスペースがなければ不要。デスクで代用することもできる。
僕が買ったコックピット>>Next Level Racing レーシングシート GT TRACK
ゲーミングモニター・VRゴーグル
LG ゲーミング モニター UltraGear 34WP65C-B
PCゲームを楽しむなら、外部モニターを用意して楽しみたい。
カーブしているゲーム用モニターか、3画面でサイドミラーまでしっかりと映すことで、より実車に近い視点でプレイすることができる。
価格は、カーブ型のゲーミングモニターで50,000円前後、3画面でプレイする場合は、70,000円以上はかかると考えておこう。
モニター>>LG ゲーミング モニター UltraGear 34WP65C-B
VRは視界も音も遮断され時間もわからなくなるので没入感がすごい。集中してプレイしたい場合はVRゴーグルでプレイするのもいいだろう。価格は、3,000円~100,000円ぐらいまで幅広い。個人的にはモニターの価格と同じぐらいのモデルがおすすめ。
家庭用ゲーム機ならテレビに映してプレイするだろうし、パソコン画面でもプレイできるので予算に余裕がなければ買う必要はない。
家庭用ゲーム機は不要。PCの場合も、こだわりがなければ不要。
VRゴーグルについて>>GOOVIS Lite VRゴーグル
ヘッドホン
Logicool G ロジクール G G633 ゲーミングヘッドセット
ヘッドホンをすると思っている以上に没入感が増す。
細かな音まで聴き取ることができるようになる。価格は、5,000円~10,000円ぐらいがおすすめ。長時間プレイするならイヤホンやヘッドホンよりもコンポなどから音を出すようにしておきたい。
大音量でプレイできるなら不要。自宅にヘッドホンやコンポなどがあるなら新たに買う必要なし。
ゲーム機あるいはPC
レースゲームをするためには、ゲーム機かPCが必要になる。
ゲーム機ならプレイステーション5、プレイステーション4など。PCは、ある程度のスペックが必要になる。PCの場合は、ソフトを購入前に必ず必要なスペックを確認してから買うようにしよう。
価格は、ゲーム機なら50,000円前後、パソコンなら150,000円以上はすると考えておこう。
レースゲームをするゲーム機あるいはPCを用意しよう。すでに持っているなら不要。
買ったけどあまり使っていない>>PlayStation 5 (CFI-1100A01)
レースゲームのソフト(ダウンロード版含む)
Assetto Corsa Ultimate Edition【PC・Steam版】
レーシングシミュレーターの位置付けのレースゲームを買っておこう。
価格は、新作なら7,000円前後。レーシングシミュレーターの位置付けのソフトはたくさん出ているので好みに合わせて買おう。PCゲームなら、MODで公道のコースも追加されて日々進化している『アセットコルサアルティメットエディション』、プレイステーション5なら『グランツーリスモ7』がおすすめ。
家庭用ゲーム機・PCともにレーシングシミュレーターの位置付けのゲームソフトが必要。ソフトに迷ったら、『アセットコルサ』か『グランツーリスモ』を買っておけば問題ない。
ハンコンセットは予算とプレイスタイルのバランス
ハンコンセットは、こだわればこだわるだけ実車に近づいていく。
もちろん、実車と全く同じではないものの、ゲーム機とゲームソフトを除いて、100,000円ほどの予算があれば中級モデルのハンコンとレーシングコックピットをそろえることができる。
実車での運転がメインの人でも、サーキットのコースを体験する、AT(オートマ)車に乗っている人がMT(マニュアル)車を体験する、あるいは、ドリフトなどの実車で練習しにくい運転を楽しむことができるのがおもしろい。
予算ごとのハンコンおすすめセット>>ハンコン予算別おすすめセット(大人向け)