自宅で手軽に、本物のレーサー気分を味わえるハンコン(ステアリングコントローラー)。しかし、いざ買おうと思っても、種類が多いし値段もピンキリでどれを選べばいいかと迷ってしまいます。
私も、初めてハンコンを選んだときは、1ヶ月以上迷ったのを覚えています。
今回は、初めてのハンコンで失敗しないために、選び方の3つのポイント「駆動方式」「対応機種・環境」「価格帯」を解説します。
あなたにぴったりのハンコンを見つけて、最高のレーシングシミュレーター環境を整えましょう。
初めてのハンコンの選び方|3つのチェックポイント

- 駆動方式で選ぶ
- 対応機種・環境で選ぶ
- 価格帯で選ぶ
実車を操作しているようなリアルなレーシングシミュレーターを体感するなら、初めてのハンコン(ステアリングコントローラー)の選び方の3つのポイントを押さえましょう。
駆動方式で選ぶ
- ギア駆動式
- ベルト駆動式
- ダイレクトドライブ式
ハンコンの駆動方式は、ギア駆動式、ベルト駆動式、ダイレクトドライブ式の3つのタイプがあります。
ハンコンを選ぶときに重要なのが、路面の凹凸やタイヤのグリップ状況などをステアリングを通してプレイヤーに伝えるフォースフィードバック(FFB)です。
駆動方式にとって、フォースフィードバック(FFB)の応答性やステアリングの操作などに違いが出るため、予算内でどこまでこだわるかが重要になります。
ギア駆動式

- メリット:コストバランスが良く性能の割にお買い得
- メリット:初心者でも扱いやすい
- デメリット:動作時に「ガリガリ」といったギアの音が気になる場合がある
- デメリット:FFBの反応がやや遅く滑らかさに欠ける
ギア駆動式は、ハンコンでは、もっとも安価な駆動方式です。
安価といっても、レーシングシミュレーターで使うレベルだと、50,000円前後の予算を立てておきましょう。
ギア駆動は、「カチカチ」と鳴るアナログ時計と同じイメージです。ハンドル内部のギアが回転することで力を発生させる仕組みです。
初めてのハンコンであれば、フォースフィードバックがついているギア駆動式のハンコンで十分です。コックピットなども買うそろえる場合は、コストバランスの良いロジクールG923を選ぶと失敗しません。
\初めてのハンコンにおすすめ!/
ベルト駆動式

- メリット:静かでスムーズ
- メリット:ギア駆動式よりも細かな路面状況を伝えられる
- デメリット:ギア駆動式よりも価格が高い
- デメリット:経年劣化などでベルトが破損する可能性がある
ベルト駆動式は、モーターの回転力をベルトで伝える駆動方式です。金属と金属がこすれるギア特有の音がなく、静かで滑らかな操作感を体感できます。
価格は、ギア方式より1万円ほど高く60,000円前後は必要になります。
初めてハンコンを買うときには、少しオーバースペックな気がしますが、ハンドル回転角度にこだわるなら、ベルト式のハンコンを買うメリットがあります。
ギア駆動式のロジクールG923がハンドル回転角度900度に対し、ベルト駆動式のスラストマスターT300 RS GTは1080度回転させることができるため、実車のハンドルと同じ回転角度でプレイできます。
\実車と同じハンドル回転角度/
ダイレクトドライブ式

- メリット:リアルタイムで正確なフォースフィードバック(FFB)
- メリット:遅延がなくリアルタイムの反応が得られる
- デメリット:価格は高い
- デメリット:本体が重く設置に専用のスタンドやコックピットが必要
初めてのハンコンで、ダイレクトドライブ式を買うのはオーバースペックです。
ダイレクトドライブ式は、モーターの軸に直接ハンドルが取り付けられている方式です。ギア式やベルト式と比較しても、もっとも高精度で実車に近い操作ができるため、プロのレーサーもトレーニングに使っています。
価格は150,000円近く必要になるため、ちょっと週末プレイをするには高く、レーシングシミュレーターが趣味と言えるレベルでないとなかなか手が出ません。
初めてのハンコンであっても徹底的にこだわりたいなら、ダイレクトドライブ式のハンコンを買うことで実車に近いドライビング体験ができます。
\ガチ勢ならプロ仕様!/
対応機種・環境で選ぶ
- ハンコンの対応機種を確認する
- 接続方法を確認する
せっかく高性能なハンコンを買っても、手持ちのゲーム機で使えなければ意味がありません。購入前に、対応機種と接続方法を必ず確認しましょう。
ハンコンの対応機種を確認する
基本的には、ゲーミングPCでプレイすることが想定されています。
PS5などの家庭用ゲーム機でプレイする場合は、買おうとしているハンコンがプレイする予定のゲーム機に対応しているかを必ず確認しましょう。
たとえば、PCでアセットコルサ、PS5でグランツーリスモ7をプレイするなど、複数の機種で使いたい場合は、マルチプラットフォーム対応の製品を選ぶようにします。
接続方法を確認する
多くのハンコンは、USBケーブルでPCやゲーム機に接続します。
また、PCの場合はドライバソフトウェアのインストールが必要になることがあります。購入前に、製品の公式サイトで対応OSや接続方法を確認しておくと安心です。
たとえば、ロジクールG923をPCで使う場合は、「LOGICOOL G HUB」をインストールして設定します。PS5の場合は、ロジクールG923を接続することで認識しました。

設定方法についての記事はこちら>>LOGICOOL G HUBでハンコン設定をできるようにする(G923)
価格帯で選ぶ
- エントリーモデル(ギア駆動式)
- ミドルレンジモデル(ベルト駆動式)
- ハイエンドモデル(ダイレクトドライブ式)
リアルなレーシングシミュレーターを体験できるハンコンの価格は、4万円~15万円と価格差が大きいため、どのタイプを選ぶのか自分の基準を持っておくことが大事。
初めてのハンコンは、ハンドル角度900度以上でフォースフィードバック(FFB)付きのハンコンの中から選ぶのがおすすめです。
週末に趣味程度でリアルなレーシングシミュレーターを体験するならエントリーモデルのギア駆動式、実車と同じハンドル回転角度にするなどのこだわりがあるならミドルレンジモデルのベルト駆動式を選びましょう。
\初めてのハンコンにおすすめ!/
初めてのハンコンの選び方|知っておきたいQ&A

- ペダルは2ペダル?3ペダル?
- ハンコンを置くスペースがない人はどうしてる?
- 中古のハンコンでも大丈夫?
初めてのハンコンの選び方の3つのポイントを押さえたら、次は、ハンコンに関するよくある質問(Q&A)を確認しておきましょう。
Q:ペダルは2ペダル?3ペダル?
A:AT(オートマティック)車のように、ブレーキとアクセル操作だけで十分なら、2ペダルで問題ありません。
たとえば、80年代~00年代あたりに発売されたクルマ(R32~34スカイライン、RX-7、スープラ、ハチロクなど)を運転したい場合や、ドリフト走行を楽しみたい場合は、3ペダルがおすすめです。
MT(マニュアル)車のシフトチェンジやクラッチ操作を楽しみたいなら、3ペダルのモデルを買っておきましょう。
Q:ハンコンを置くスペースがない人はどうしてる?
A:セミバケットシートの本格的なコックピットは、スペースが必要になります。
折りたたみ式のコックピットか、手軽なハンコンスタンドなら、使わないときに片づけられるコックピットを買うのがおすすめです。
もし、どうしてもスペースがなくデスクやテーブルに設置して使う場合は、ペダル操作のときにチェアが動かないようタイヤを固定するなど工夫をしましょう。
Q:中古のハンコンでも大丈夫?
A:中古品のハンコンは安く買うことができますが、できれば新品を買いましょう。
中古品は、フォースフィードバック(FFB)の性能が落ちていたり、ギアやベルトなどの駆動パーツの摩耗による劣化があります。とくに、フォースフィードバック(FFB)はハンコンの命です。
中古品を買う場合は、購入前に動作確認をしましょう。
\中古品に負けないコストバランス!/
【まとめ】初めてのハンコンの選び方はコストバランスを意識する

- 駆動方式の種類で選ぶ
- 対応している機種で選ぶ
- 価格帯で選ぶ
初めてのハンコンの選び方を解説しました。
初めてハンコンを買うときは、プレイするゲーム機に対応しているハンコンの中で、性能と価格のバランスが良いものを選ぶのがおすすめです。
駆動方式は、ライトユーザーならギア駆動式、実車と同じ操作感でプレイするならベルト駆動式、プロのレーサーのように徹底的にこだわりたいならダイレクトドライブ式を選びましょう。
価格は、エントリーモデルのギア駆動式がハンドルとペダルのセットで5万円前後、ミドルレンジモデルのベルト方式は6万円前後、ハイエンドモデルのダイレクトドライブ式は、15万円前後です。
初めてのハンコンで一番のおすすめは、設定の簡単さや価格と性能のバランスが良いロジクールG923です。
ロジクールG923は「ギア駆動式」でありながら、革新的なFFBシステム「TRUEFORCE」を搭載しており、よりリアルで繊細なフィードバックを体感できます。
また、PC、PS5、PS4に対応しているため、設定が苦手な初心者でも安心して使えるのが魅力です。
\初めてのハンコンにおすすめ!/

G923のレビュー記事はこちら>>ロジクールG923のハンコンを選んだ3つの理由【クチコミ】