「リアルなドライビングを楽しみたいけど、レーシングコックピットは高そう…」「一体いくらくらいで全部そろえられるの?」
PCやPS5で本格的なドライビングシミュレーターを楽しみたいと思ったとき、誰もが一度は調べるのがレーシングコックピットです。
しかし、いざ調べてみると、レーシングコックピットの種類が多く、価格もピンからキリで、何を買うのがいいのかわからなくなります。
今回は、レーシングコックピットにかかる費用の全体像から、予算別に最適なコックピットをご紹介します。まずは、かかる費用の全体像を知り、あなたの予算に合うレーシングコックピットを手に入れましょう。
今回は、2万円前後のハンコンや1万円前後のハンコンスタンドは紹介していません。レースゲームとしてではなく、レーシングシミュレーターとして最低限必要なスペックを満たしているレーシングコックピットをご紹介しています。
【予算を決める】レーシングコックピットにかかる費用の全体像

- コックピット本体
- ハンコン(ステアリングコントローラー)
- シフター
- サイドブレーキ
はじめに、レーシングシミュレーターを始めるときに必要な全体像をご紹介します。
実車に近いドライビングを楽しむためには、レーシングコックピット本体、ハンコン(ステアリングコントローラー)、ペダル、シミュレーターソフト(レースゲーム)、PCもしくはゲーム機、モニターなど、いろんなアイテムをそろえる必要があります。
ざくっとした価格のイメージですが、PC(ゲーム機)と、シミュレーターソフト、テレビがある場合、ハンコンとペダル、コックピット、シフターをそろえると予算は8万円~30万円ぐらいを目安にしましょう。
コックピット本体

- 価格:30,000円~200,000円
- 仕様:折りたたみ式もしくは設置式
コックピットの骨組み部分です。ハンコンやペダル、シフターの固定だけでなく、モニターまで固定できるタイプもあります。
値段はピンキリで、折りたたみができる簡易的なものから、実車のようなバケットシートタイプまでいろんなタイプがあるので、あなたのプレイスタイルと予算で決めましょう。
1回5時間以上プレイする場合は設置式のバケットシートタイプがおすすめですが、ライトユーザーなら使わないときに片づけられる折りたたみ式を選びましょう。
\折りたたみ式で片づけやすい/
ハンコン(ステアリングコントローラー)

- 価格目安:50,000円~150,000円
- おすすめの仕様:ハンドル回転角度900度以上で3ペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ)
レーシングシミュレーターとしてプレイするなら、ハンドル回転角度は900度以上で、路面の状況などを振動で伝えてくれるFFB(フォースフィードバック)がついているタイプがおすすめです。
MT車の操作をしたい場合は、アクセル、ブレーキ、クラッチ3つのペダルがついているタイプを選びましょう。
\安くて高性能!/
シフター

- 価格:9,000円~40,000円
- 仕様:6速MT
シフターは、実車のMT(マニュアル)車と同じように、ギアチェンジを行うためのアイテムです。
ハンコンには、ステアリングの奥にパドルシフトがありますが、シフターを使うことで、より実車に近いMT車を体感することができます。
クラッチペダルとシフターがあれば、ヒールアンドトゥ、クラッチ蹴り、シフトロックドリフトなどのドライビングテクニックの練習ができるのも魅力です。
\6速MTを楽しめる!/
サイドブレーキ

- 価格:8,000円~33,000円
- 仕様:PC USB接続
サイドブレーキは、ドリフト走行を楽しむならおすすめのアイテムです。
実車のようにレバーを引くことで、後輪をロックさせ、スムーズなドリフトや車両の向きを変えることができます。
ラリーのようにタイトなヘアピンコーナーを曲がるとき、埠頭の交差点のかなり手前から派手なドリフトをするなら、サイドブレーキは必須アイテムと言えます。
\派手なドリフトの必須アイテム/
【予算別】初心者向けのレーシングコックピットの選び方

- 8万円|手軽に本格的なドライビング体験ができる
- 15万円|長く使える本格的な環境を求める
- 30万円|本物のレーシングカーのような没入感
レーシングコックピットを予算別にまとめました。
初めて本格的にレーシングシミュレーターを始める場合は、9万円(折りたたみ式のコックピット35,000円、ハンコンセット+シフター55,000円)を予算の目安にしましょう。
8万円|手軽に本格的なドライビング体験(コックピット価格:32,000円前後)

週末に息抜き程度にレーシングシミュレーターを楽しむなら、Next Level Racingの折りたたみ式コックピットGT-Liteがおすすめです。
折りたたみ式のコックピットは、使わないときはコンパクトに収納できるため、限られたスペースでも気軽に本格的なレーシングシミュレーターを始めることができます。
\省スペースでも本格的!/
15万円|長時間プレイするならシートにこだわる(コックピット価格:41,000円前後)

1日5時間以上連続してプレイするなら、セミバケットシートタイプのレーシングコックピットを選びましょう。
折りたたみ式だと、長時間プレイするとお尻が痛くなるので、セミバケットシートタイプがおすすめです。
ハンコンは、ベルト駆動方式のThrustmaster スラストマスター ステアリングコントローラー T300 RSにしておくことで、実車と同じハンドル角度1080度でプレイすることができます。
\長時間プレイで疲れにくい!/
30万円|本物のレーシングカーのような没入感(コックピット価格:6万円~8万円)

- STRASSE ストラッセ RCZ01 ハンコン コックピット:60,000円前後
- Thrustmaster スラストマスター T-GT II ステアリング・ペダルセット+シフター:190,000円前後
「eスポーツでプロゲーマーを目指している」、「実際にサーキットを走る前にシミュレーターで練習したい」など、明確な目的があるなら、耐久性の高いフレームのコックピットや、実車に近い操作性のハンコンがおすすめです。
ライトユーザーは、ここまでのスペックは不要です。とくに1台目のレーシングコックピットなら予算の範囲内で選ぶことを優先しましょう。
\ガタつきにくいコックピット!/
コックピットの比較記事はこちら>>レーシングコックピットの選び方|おすすめモデルと導入の注意点
後悔しないために!レーシングコックピット選びで失敗しないポイント

- 剛性|激しい操作でもぐらつかないか?
- 拡張性|将来的なアップグレードに対応できるか?
- 収納性|使わないときに片づけられるか?
- シート|長時間のプレイにも疲れないか?
せっかく高価なコックピットを購入するなら、絶対に失敗したくない。購入前に必ずチェックしておくポイントをまとめました。
剛性|激しい操作でもぐらつかないか?
とくにFFB(フォースフィードバック)が強いハンコンを使用する場合、フレームがぐらつくと正確な操作ができず、プレイに悪影響を及ぼします。
高価なコックピットほど剛性が高く、激しいステアリング操作にもびくともしません。長く使うなら剛性は重要なチェックポイントです。
拡張性|将来的なアップグレードに対応できるか?
最初は簡単なセットで始めるとしても、いずれはシフターやサイドブレーキを追加したくなるものです。
購入するコックピットが、さまざまなアイテムや新しいパーツに対応できる拡張性を持っているかを確認しておきましょう。
アルミフレームのコックピットは拡張性が高く、後からアイテムを追加しやすいのがメリットです。
収納性|使わないときに片づけられるか?
一人暮らしのマンションやリビングで使う場合、プレイしない時はコックピットが邪魔になります。
毎日プレイしないなら、折りたたんで収納できるレーシングコックピットを選びましょう。コンパクトに収納できるため、部屋のスペースを有効活用できます。
シート|長時間のプレイにも疲れないか?
レーシングシミュレーターは、集中するため長時間プレイになることが多くなります。
長時間プレイをするなら、座り心地の良いシートを選ぶことが大切です。実際のレーシングカーのようなバケットシートタイプや、調整幅の広いセミバケットシートタイプなど、あなたの目的に合わせて選ぶことが大切です。
【まとめ】あなたの予算に合った最高のレーシングコックピットを見つける

今回は、レーシングコックピットにかかる総額のイメージから、予算別のおすすめモデル、後悔しないためのコックピットの選び方をご紹介しました。
初めてのレーシングコックピットで総額を安く抑えたいなら、「8万円|手軽に本格的なドライビング体験(コックピット価格:32,000円前後)」がおすすめです。
コックピットは、一度購入すると長く使うことになります。あなたのシミュレーターのプレイ環境と予算のバランスを考えて選びましょう。
8万円|初心者向けおすすめの組み合わせ(コックピット+ハンコン+ペダル+シフター)
